■ザ・ネクター・オーケストラとの有機的なアンサンブルによる傑作『アンバー』(2019)以来の最新アルバムが遂に完成。
リリースはマイケル・リーグ率いるGroundUPより。本作はパンデミックと出産という時期を経験し、自身の世界全体が生まれ変わって新しい領域、入口(Portal)に到達したという意欲作。
困難さを光や美しさの可能性へと変える人間の能力、自然からの教え、愛と創造的なエネルギーなどを、オーガニックなサウンドとして隅々にまで表現した内容となっている。
■共同プロデューサーは『アンバー』発売年に京都音楽博覧会でもカミラと共演したシャイ・マエストロで、今回はシンセとプログラミングを担当。
ドラムスはイスラエル・ジャズ・シーンの若手トップで現在はNYを拠点に活動、シャイ・バンドのメンバーでもあるオフリー・ネヘミヤ、ピアノはイスラエル・ジャズ最高峰の若手3人によるGTOトリオのガティ・レハヴィ、クラシックを中心にマルチ・ジャンルで活躍するハープ奏者マーガレット・デイヴィス他。
そしてフィーチャリング・アーティストとしてグレッチェン・パーラト&ベッカ・スティーヴンス、南米マプチェ族の詩人&アーティストであるファウメリサ・マンケピヤンが参加。
■カミラによる圧巻のヴォイス・コントロールと多重コーラス、飛翔感ある自在なギター・プレイがサウンド推進力のベースとなり、そこにシャイ・マエストロの彩り鮮やかなシンセ&プログラミング、構築感のあるオフリー・ネヘミヤのリズム、幻想的なマーガレット・デイヴィスのハープ等が一体となっていき、全体に静的なトーンながらもゆったりとした躍動感に満ちたサウンドに仕上がっている。
■美しい多重コーラスからアコースティックとエレトクロニックの素晴らしいバランスで始まる冒頭曲、ブラジル音楽の要素をいれた疾走感ある1stシングルのM2、美しいコンテンポラリー・フォルクローレのごときタイトル曲M5、グレッチェン&ベッカ参加のメディテイティヴなバラードで3人の音色とフレージングが完璧に調和したM7、マプチェ族の詩人のリーディング が入ったM6の拡大リプライズで、アルヴォ・ペルトの影響を受けたというM10他全曲カミラによるオリジナル。
CD日本のみ発売/ボーナス曲
(メーカー・インフォメーションより)
全曲カミラ・ミサのオリジナルで構成される2025年発表作。シンセとプログラミングも担当するシャイ・マエストロを共同プロデューサーに迎え、出産という大きなイベントを通過したシンガーの新境地をみせる。グレッチェン・パーラトらが参加。(CDジャーナル データベースより)